人生のターニングポイント。人生の転機。
生きている中で、人生が大きく変わる出会いや選択って、どれくらいあるんだろう。
今、広田町で生きる私にとって、
大学2年生の夏、SETが主催するCange Maker Study Program(以下CMSP)に参加し、広田町に出会ったことは、
まぎれもなく、私のターニングポイントだったと強く思う。
自分の人生が動き出す大きな出会いだった。
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大学2年生だった当時の自分は、
高校生まで打ち込んでいた部活動がなくなり、本気で熱くなれるものを探し続けていた。
同時に、「出来ること」が無い自分、他の人と比べて劣っているように感じる自分に対して、自信を失っていた。
大きなキャンパスの中で、自分の存在が埋もれている感覚だったのだ。
やりたいことはぼんやりしていたけれど、とにかく少しでも成長したかった。
挑戦してみたかった。
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たまたまた入っていたサークルの先輩からCMSPの話を聞き、
悩みに悩み続け、参加することを決める。
そこで、広田町の方との出会い、SETの仲間との出会いがあった。
広田町の方との出会いを通して
肩書きや、損得ではなく、「髙橋理沙」という1人の人間として接してもらうことの嬉しさを知った。
そして、自分がどれだけ、それまで出会う人たちのことを肩書や損得で見ていたか、ということを知った。
仲間との出会いを通して、
私の綺麗にまとまった言葉ではなく、
素直な言葉を聞きたいと、話してほしいと、言葉を伝えてくれる優しさを知った。
そして、少しずつ、自分の言葉を通して相手のためになりたいと思うようになった。
文字にすると当たり前のようなことだけれど
私にとってはとても大きな気づきと成長だった。
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この大学に入ったこと、
このサークルに入ったこと、
CMSPに参加すると決めたこと、、、、
自分でたくさんの選択肢から決めたこもあれば、
自分の意志とは関係なく決まったことも、既に決まっていたこともあった。
どの選択が、どの出会いが
自分の人生にとってどんな影響を与えるかなんて分からない。
それに、すぐ分かるものでもない。
1週間後、1か月後、あるいは5年後、分かる時もある。
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私は大学生になりたての頃、
やらない選択をとったことで非常に後悔した出来事があった。
そこから、「やらない後悔はしない」ということを大切にして生きるようにしてきている。
どの選択をしても、後悔はするものだと思う。
でも、やってみての後悔とやらなかったことへの後悔は全く違う。
今の私は、5年前に広田町に出会った自分にとって、
想像もつかない人生を歩んでいる。
全ての人が望む未来ではなかったかもしれないけれど、
私は、これで良かった。
自分の人生を自分で生きている、と思えている。
そう思えている自分が、今、ここにいることに心から良かったと思っている。
(…まだまだ悩むこともたくさんありますが。笑)
人生、いつ、何があるか分からない。
自分の心の声に耳を傾けて、素直に動いてみたら、何か変わるかもしれない。
どんな経験も、きっと自分を成長させる大切な時間になると思う。