VOICE

卒業生の声 2021/10/12

「出会いが人生をつくる」

人生のターニングポイント。人生の転機。

 

生きている中で、人生が大きく変わる出会いや選択って、どれくらいあるんだろう。

 

 

今、広田町で生きる私にとって、

大学2年生の夏、SETが主催するCange Maker Study Program(以下CMSP)に参加し、広田町に出会ったことは、

まぎれもなく、私のターニングポイントだったと強く思う。

自分の人生が動き出す大きな出会いだった。

 

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大学2年生だった当時の自分は、

高校生まで打ち込んでいた部活動がなくなり、本気で熱くなれるものを探し続けていた。

同時に、「出来ること」が無い自分、他の人と比べて劣っているように感じる自分に対して、自信を失っていた。

大きなキャンパスの中で、自分の存在が埋もれている感覚だったのだ。

 

やりたいことはぼんやりしていたけれど、とにかく少しでも成長したかった。

挑戦してみたかった。

 

 

たまたまた入っていたサークルの先輩からCMSPの話を聞き、

悩みに悩み続け、参加することを決める。

 

そこで、広田町の方との出会い、SETの仲間との出会いがあった。

 

 

広田町の方との出会いを通して

肩書きや、損得ではなく、「髙橋理沙」という1人の人間として接してもらうことの嬉しさを知った。

そして、自分がどれだけ、それまで出会う人たちのことを肩書や損得で見ていたか、ということを知った。

 

仲間との出会いを通して、

私の綺麗にまとまった言葉ではなく、

素直な言葉を聞きたいと、話してほしいと、言葉を伝えてくれる優しさを知った。

そして、少しずつ、自分の言葉を通して相手のためになりたいと思うようになった。

 

文字にすると当たり前のようなことだけれど

私にとってはとても大きな気づきと成長だった。

 

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この大学に入ったこと、

このサークルに入ったこと、

CMSPに参加すると決めたこと、、、、

 

自分でたくさんの選択肢から決めたこもあれば、

自分の意志とは関係なく決まったことも、既に決まっていたこともあった。

 

どの選択が、どの出会いが

自分の人生にとってどんな影響を与えるかなんて分からない。

それに、すぐ分かるものでもない。

1週間後、1か月後、あるいは5年後、分かる時もある。

 

 

私は大学生になりたての頃、

やらない選択をとったことで非常に後悔した出来事があった。

そこから、「やらない後悔はしない」ということを大切にして生きるようにしてきている。

 

どの選択をしても、後悔はするものだと思う。

でも、やってみての後悔とやらなかったことへの後悔は全く違う。

 

今の私は、5年前に広田町に出会った自分にとって、

想像もつかない人生を歩んでいる。

 

全ての人が望む未来ではなかったかもしれないけれど、

私は、これで良かった。

自分の人生を自分で生きている、と思えている。

そう思えている自分が、今、ここにいることに心から良かったと思っている。

(…まだまだ悩むこともたくさんありますが。笑)

 

 

人生、いつ、何があるか分からない。

自分の心の声に耳を傾けて、素直に動いてみたら、何か変わるかもしれない。

 

どんな経験も、きっと自分を成長させる大切な時間になると思う。

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