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卒業生の声 2021/10/12

2020年の4月より、大学卒業後陸前高田市に移住をしています、戸谷咲良と申します。

今日は、陸前高田に初めて来た一週間の時のお話をできればと思います。

 

■CMSPに参加した理由

私がCMSPに参加をしたのは、大学一年生の夏休みでした。

高校時代に大学受験の勉強を頑張り、無事に第一志望の大学に合格。しかし始まった大学生活で、思うように毎日を楽しめずにモヤモヤしていました。(選んだ学科が自分に合っていなかった、クラスというものがなくなり人間関係が希薄化してしまったことに寂しさを感じていた)

 

「自分が変われば、もっと毎日を楽しく生きられるのではないか」「人との繋がりが濃くある田舎への憧れ(出身は東京)」という二つの気持ちから、地方でのボランティアをやってみよう!と考えた時に出会ったのがCMSPでした。

 

そこで過ごした、陸前高田市での一週間。

 

そこでは、「人と繋がれることの喜び」と「ポジティブに前を向いて力強く生きることの大切さ」を学びました。

 

■「地元住民の方と繋がって感じた、人と繋がれることの喜び」について

「地元住民の方との繋がり」

 

あれから4年半が経った今でも覚えているのは、初日に町の方の家に民泊をさせていただいた日のことと、町の方達と一緒にお楽しみ会を開催した日のことです。

民泊では、初対面の見ず知らずの大学生の私を優しく受け入れてもらったり、名前を呼んでもらったり、興味を持ってたくさんお話をしていただきました。

自分が今暮らしている場所とは別の場所に、新しい居場所ができた気がして、とても嬉しかったです。衝撃でした。

たった一晩でしたが、この時間を通して、陸前高田が好きになり始めました。

 

町の方達と一緒に開催したお楽しみ会では、町にある小さな公民館に地元住民の方が10名ほど集まって、カルタ大会をしました。行っていることはとてもシンプルなのですが、そこで過ごした、”公民館の外まで笑い声が響き渡り、集まったみんなが笑顔で過ごした時間”のことは、幸せな記憶として心に残っています。

この経験から、“目の前の人を笑顔にしたい”という自分がいることに気づくことができました。

■ポジティブに前を向いて力強く生きることの大切さについて

 

当時私は、人から嫌われることを恐れ、対人関係に苦手意識を持っていました。

そんな私は、プログラムの中で、出会ったおばちゃん、おじちゃんが、大好きな自然と関わりながら前向きに笑って生きている姿には、とても影響を受けました。

何か嫌なこと、大変なことがあっても、未来に目を向けてポジティブに生きたい、という気持ちが生まれました。

 

 

■まとめ

CMSPで過ごした一週間は、私にポジティブな気持ちの変化を起こしてくれました。そして気づけば3年半、定期的に陸前高田に通い続け、移住という選択までもしてしまいました。

あの時一歩踏み出して、CMSPに参加したことで、人生が変わったんだなぁということをしみじみと感じています^^

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