青春の1週間

CMSPには参加する前に想像していたよりも濃い時間が流れていました。

真夜中の対話、なかなか全員が納得する形で、決まらない目標、仲間たちの涙。そこで印象に残っている言葉は「できるできないじゃなく、やりたいかどうか」です。できない理由ややらない理由は簡単にでてくるけど、それでやりたいという想いをかき消してしまうのは悲しいなと感じました。せっかく1週間仲間と作り上げるならみんなが納得する形で誰かに想いを届けたいと感じました。ひとりひとりの個性や得意不得意を掛け合わせてやりたいを形にできた1週間を誇りに思います。

仲間と向き合い続けた7日間

本気で向き合い、支え合う7日間でした。

本気でこの町に何かをしようとする仲間に出会えて活動できたことや町の人が暖かく私たちを迎えてくれたからだと思います。

今までは自分の意見やマイナスな感情は場を壊してしまうので言わないようしていました。

しかし、この場所は一人一人を大切にしていてしっかり受け入れてくれる仲間がいました。立ち止まってもみんなが向き合ってくれて支えてくれるそういう場所でした。

CMSPに参加して、自分の気持ちに素直になり伝えることの大切さそして、ありのままの自分でいいということを学ぶことができました。

ここで出会った仲間、町の人との繋がりをこれからも大切にしていきたいです。

拝啓、かけがえのないあなたへ

プログラムへの参加を決めたとはいえ、自分の意見を伝えること、他の人の気持ちを汲み取ることも苦手で驚くほど自信のないスタートを切りました。何かに取り組んでも、なんとなくで終わることがほとんどだった私の心を動かした、中沢浜のあるおばあちゃんを紹介します。

その方は手芸がとても上手でふくろうが大好きなおばあちゃんです。名前はあきこさんと言います。

少し恥ずかしそうにしながらも、手芸の作品ひとつひとつを紹介してくださり、込められた思いを知りました。手芸も含め、好きなことやご家族のお話のときは、特に素敵な笑顔を見せてくださいます。笑ったときに目元がきゅっとなるところが最高に素敵で、嬉しいことや楽しいこと、すべてを自分のことのようにお話してくだるところも大好きになりました。

訪問させていただいたお家を後にするときに、私が見えなくなるまで外に出ていてくださったときは、本当に嬉しい気持ちでいっぱいになりました。知らない人のお家にお邪魔をして、お話することだけでも私にとっては大冒険でしたが、あたたかい気持ちを感じたことのほうがもっと印象的でした。

交流の有無が町の方の何になるのか、実はまだ自分の言葉で100%を語ることができません。ですが、あの笑顔で楽しそうにお話してくださる姿を見て心が動いたこと、そして勝手ながら報告会(プログラムの最終日に地元も方をお誘いして実施する会)にお呼びしたい方№1に認定させていただいた行動は、どうしてもこの人のために何かをしたい、と思ったから生まれたのだと思います。また会いたい、また話したい、そんな気持ちにさせてくれる何かがこの町にはあって、そしてその気持ちはすごく大切なものではないかと感じます。

あきこさんには、「なんとなく」の姿は絶対に見せたくないなと思いましたし、その気持ちは今でも変わりません。

拝啓かけがえのないあなたへ、お世話になったたくさんの方に想いが届くと嬉しいです。