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卒業生の声 2021/10/12

変わりたいキミへ。思いもしなかった自分になれる

◆社会人向けの大学院の話

「なりたい自分になれるかはわかりませんが、思いもしなかった自分になれるはずです」

慶應SDMという大学院に通っていましたが、冒頭の大学院の先生の挨拶です。

 

なんだかすごくドキドキしました。

 

慶應SDMは僕のように大学卒業後の”新卒の学生”3割ほどと30〜50代の社会人学生7割ほどで構成されています。

ほぼ、社会人が通う大学院ですね

 

大人になってからの「学び」と言えばキャリアアップのためのスキル、専門知識って思うじゃないですか。

でもこの大学院では、「今の自分じゃない自分に出会いたい」という社会人が多く通っていたのでした。

 

◆ぼくたちは変わりたい

別に大学院の話をしたいわけじゃありません。

ぼくがドキドキした理由は2つ。

一つは「社会人になっても『変わりたい』って人がいっぱいいるんだ」ということ。何も学生の人だけが思うことではないんだということ。

 

そしてもう一つは「CMSPじゃん!」って思ったからです。

 

ぼくは、2013年の大学一年生の時にSETと広田に出会いました。

高校生の時には、NPOに関する本を読んで「社会をよくするってかっこいいな〜」って思っていました。高校3年生になる春休み震災がおきました。東京に住んでいた僕は、何もしませんでした。多くの方が亡くなり、財産を失い。自分自身も春の部活の大会が中止になり、強烈な記憶として残っているのに、何もしなかった。募金をしたぐらいだったかな。

 

一気に省きますが

大学1年で出会い、学生として陸前高田に通い続け、町が、まちづくりが楽しくなり、移住をしてきました。まちづくりの仕組みから挑みたい。SETの仲間達のようにまちづくりをがんばるプレイヤーを応援したいという気持ちから政治の世界の重要性を感じ、今は陸前高田市議会議員をやっています。

だいぶ、省きましたがw

 

東京都板橋区。サラリーマンの家庭に生まれ育ったぼくは大学の時間でいろんな変化に出会いました。まさか自分が政治家をやっているとは。

 

◆変わりたいキミへ

ぼくは今27歳です。大学生のキミからしたら

・大人?

・意志を貫き通してる人?

・自分とは違う人?

に見えるかもしれない。

 

けど、ぼくはずーっと大学生してる気分です。

仲間といると楽しい。できないことがあって悔しい。人の役に立ててうれしい。

4年後何してるかわからない。悩みだってある。

そして

 

「変わりたい。」

 

って思う。

 

「変わりたい」と思うのは劣等感もあるかもしれない。

まあ、それだっていいじゃない。

それに、新しい自分に出会えるってのは素敵なことだと思うよ。

 

ぼくは大した人間ではないけれど

変わることに慣れている。と思う。

 

自分の想いに悩み、人と生きて、触れて。互いに影響しあう。

仲間が僕を変えてくれたし、ぼくも少しは仲間の人生に貢献している。

 

大学生の時にそんな時間を過ごせたからこそ、

ずーっと心は大学生。

だから、今もキミみたいに悩んでるし、変わりたいと思う。

 

変わった先には何が待ってるかなんてぼくもわからない。

 

でもね。

ぼくは、「変わりたい」ってこの先もずっと思っていたいな。

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