第9期CMSP


【9期として大切にしたこと】

今回9期スタッフが半年間の中で大切にしていたのが、関わった人が明日を楽しみにするようになること。です。

みなさんはどうですか。何か楽しいイベントでも控えていればそう感じることもあるでしょうが、普段の生活ではあまり意識しないのではないでしょうか。また毎日一生懸命ヘトヘトになるまで楽しみ切るっ!!というのも町の人全員がやっているのは想像できません。

ずっと続いていくものだからこそ。心地いいものがいい。やりたいものがいい。

「明日は〜なことしようかな。」というように意識(というより「感覚」)が変わっていったら町は良くなっていく。
そのような想いでやっていました。

9期の運営チームはリーダー1名スタッフ6名の7人でした。
各スタッフが紹介していきます。

草野文音  大妻女子大学1年
酒井伽奈  大妻女子大学1年
篠田樹利亜 明治学院大学2年
島山怜   慶應義塾大学3年
藤本篤二郎 東京大学1年
渡辺拓也  拓殖大学3年

こちらの6名です!

【プレミーティング】

あやね

 

こんにちは!

プレミーティングの紹介をします、草野文音(あやね)です。

広田での一週間が始まる前に、東京でプレミーティングを行いました!

プレではまず自己紹介を交えた打ち解けるためのコンテンツをしたり、SETや私たちが行っているCMSPの説明から行いました。

7日間の説明をするだけでなく、自分と社会に向き合うワークをしたり、「未来が見えた時の顔とは」についてみんなで意見をのせていきました。

最後には、自分たちが広田に行ったとき、どんな場面や会話が楽しみなのか、「こうなってたらいいよね!」という近い未来のことを絵で表現していきました。

絵で描くことでイメージが膨らみ、「こんな会話がしたい!」というような言葉がたくさんありました。

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↑7日間の説明              ↑7日目(最終日)の理想の状態を話し合いながら絵に書いている様子

参加学生:

「自分とは違う価値観を持った人と出会えて楽しかった」「自分の話をみんなが聞いてくれて、共感してくれた」「早く広田に行きたい!」

あやね:

最初は私も参加学生も緊張していましたが、徐々に打ち解けていき、みんなの意見が聞きたくなっていました。話をしていくなかで、広田の漁業に興味がある人もいれば、人や会話に興味がある人など、価値観の違う人と出会えたりなど、9期の一週間が楽しみになっていました。

 

【1日目】

 

WATA 写真 トリミング後

こんにちは!1日目は9期スタッフのワタ(渡辺拓也)が担当します。

 

1日目はグループごとに民泊をさせていただきました。
民泊とは、地元の人のお宅に泊まらせていただくものです。

若者に対してお客さんのように接するのではなく
家族や親戚が来たかのように接していただき
そこで色々な経験をさせていただきました。
その様子をグループごとに伝えたいと思います。

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地元の方と参加学生の声を一部紹介したいと思います。

広田の方:『にぎやかで、たまにはこういうのも良いなぁ』
参加学生:『田舎に泊まるのずっとやってみたかったから夢が叶った!』

学生を受け入れたことがないご家庭にとってハードルは高く
すべての方が協力してくれるわけではないため、広田町で民泊をやれるということは実は大変でした。
広田町としても民泊をやるのは初めてで
自分自身もどうなるのか結構不安だったのですが
どの家庭もとても暖かい空間が広がっていて
協力していただいた地元の方々に本当に感謝しています。

 

【2日目】

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2日目は9期スタッフの酒井伽奈(さかな)が担当します!

 

2日目は午前、民泊をした家庭ごとでお家のお手伝いをさせていただきました。
特別なことをするわけではなく普段の生活に溶け込むことを目的として行いました。
畑を持っているお家では、トマトのビニールハウス張り替えをやったり
他のお家ではまつもの乾かし、扉のたてつけ、裁縫、漁に使う網つくり、茶畑の剪定
をしました。

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午後は第一回目のAP(アクションプラン)会議をしました。
2日間広田で過ごし、広田の人と関わり、そこで気づいた広田の魅力と課題を3グループに分かれて提案していきました。

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お手伝いの中で広田の人、参加者からもらえた声を紹介します!

広田の方:普段は夫婦二人だけで網つくりをやってるから静かだけど、今日は色んな話をしながらできて楽しかった
参加学生:民泊をさせていただいた方との共同作業はとても楽しかったし、お手伝いをすることで少しは役に立てているのかなと思うと心が満たされました!

 

ご近所さんでも仲間たちが民泊を行っていたのですが、途中から遊びに来てくれて合同お茶っこができました!
これは広田の人たちの普段の生活ではあまり聞かないことで、ご近所さんどうし「○○さん家でも民泊をやるらしい」という会話が広田の方々の会話の中で行われていたから起こり得たことなのではないかなと思っています。

 

【3日目】

どうも!3日目の紹介は、ぼく藤本 篤二郎(あっちゃん)が担当します!

あつプロフ

2回目の体験プログラムがあった3日目、それぞれのグループで、漁業体験を中心に広田町の暮らしを体験しました!
三陸ワカメの中でも、ここ広田町のワカメは最高級品として取引されることもあるんだとか。この3月~4月の時期、広田町では、養殖のワカメ・メカブが収穫の最盛期です。

わたな(wata×さかな)班
スライド1
こちらは、メカブと茎ワカメを切り分けているところ。包丁などを使って切り分けています。スゴイ量!!

スライド2

わたさかな班
漁で手伝った分のワカメとメカブを大量にいただきました。とれたてのメカブを、湯通しした新鮮な状態で試食。
このあと、大量にいただいたワカメ・メカブは東京の各家庭に発送しました。

 

さとじろう(さとし×あっちゃん)班
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さとし・あつの二人が、7日間のプログラム前から何度か手伝いをさせてもらっていたご家庭での体験。
愉快な漁師さん仲間が集まる場で、終始笑いの絶えない作業場になりました。


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普段、水揚げして煮たワカメを冷やす作業だけだったさとし・あつでしたが、参加した大学生はいつの間にか煮る作業・かごに詰める作業も手伝わせてもらっていました。漁師さんも普段見せない笑顔で、新鮮な空間になったようです。

 

じゅりあやね(じゅりあ×あやね)班
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こちらの班では、メカブの仕分けと、煮たワカメを冷やす作業を手伝いました!

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村上さん集合
なかなか力のいる作業ですが、「みんなと一緒にやると、楽しいね!」と、大学生との作業を楽しむ地元の方の声がありました。

広田の方:「今日は人が多いから、落ち着いて用が足せるわ~!」スタスタ…(トイレへ行く漁師さん。普段は落ち着いてトイレにも行けないくらい作業が忙しいんだとか。)
参加学生:一緒に作業している漁師さん仲間が、海外に漁に出ていた話や釣りの話をしてくれて、それも楽しかった!
あつ:この体験プログラムの後、さとじろう班では、お世話になったお家の漁師さんに向けて寄せ書きを作り、7日目の夕方に渡しに行きました。
忙しい日常、でもちょっと特別な、表情豊かな時間が、体験プログラムの場にはありました。

 

【4日目】

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こんにちは!4日目を紹介します、島山怜(さとし)です!

 

お茶っこ散歩

4日目午前中はAPのヒントを得るため、町を散歩しながら広田の人に話を聞いて回りました。
畑で農作業している方に話しかけたり、知り合いの方のお宅に上がらせていただきお茶っこしながら広田に対する理解や想いを深めていきました!

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図1 図2

 

中間報告会

広田で4日間を過ごした大学生が会議を重ね作成したAP案を発表し、広田の方と意見を交換しました。広田の方からはAP案に対する驚きの声や「もっと人が集まるような工夫があるといいね」といった提案をいただき、背中を押されるとともに広田の方と一緒にAPを作っているんだ!という実感を持ちました。

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広田の方:(泊地区に昔あった商店街・泊銀座を思い出してもらえるような企画に対して)「よく知ってるね!どこで聞いたの?」といった驚きの声があったり、当時を振り返って熱く語っていただく場面がありました。

参加学生:中には厳しい意見もあったが、それだけ真剣に自分たちのAP案を見てくれているんだと感じ、広田の方のために最高のAPを作り上げたいという気持ちが高まりました。

中間報告会が始まったのは午後7時、地元の方は普段なら寝ている時間帯にもかかわらず足を運んでくださり、自分たちの活動への期待がひしひしと感じられました。これから本格的にAPを作り込んでいくにあたって、気が引き締まる思いでした。

 

【5日目】

あやね

プレミーティングに引き続き5日目を担当します、草野文音(あやね)です!

この日は今までとは違い、町の人と関わるのではなく、一日中大学生みんなでAP会議をしていました。
どんなことをしていたかというと、泊部落の中の泊地区、田端地区、後浜地区のそれぞれの場所で、「町のために、町の人と一緒になにができるか」を考えていました。

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↑グループのみんなでAPについて話し合い

 

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↑個人で相談

 

前日の中間報告会で町の人からいただいた声を参考にしたり、これまでの民泊や体験プログラム、お茶っこなどで聞いた話、体験したことを元に、みんなで意見を出し合い、想いをのせながら作り上げていきました。

その町の人からいただいた声を挙げると、

「昔は漁業が盛んだったけど、今は減ってしまっているし、なにもないよ」

「普段みんな家から出ないから、商店街やるなら人を集める工夫が必要だよね」

「お茶っこの文化もなくなりつつあるんだ」

「町の人にとっては広田町での生活が日常になってるから、改めて考えたり気づいたりとかはしないんだけど、あなたたちみたいな外からきた人たちが広田の魅力はここなんですよーとか教えてくれて気づけることもたくさんあるよー」

「よくうちにご近所さんがたくさん来て、お茶っこをするんだよ。他愛のない会話だけど、それが楽しみ」

「町の人は当たり前になっているから広田の魅力に気付いていないけど、大学生が考えているこの企画は楽しそう」

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↑個人で相談               ↑グループで意見の出し合い

 

参加学生:

「みんなで作って、出来上がっていくのがいい!」「町の人が笑顔になるといいな」「明日が楽しみだし、広田の人の笑顔がみたい」「今広田で暮らしている人の毎日がちょっとスペシャルになっていくようなAPにしたい!」

あやね:

会議では自然と「〇〇さん」と町の人の名前が出ている場面もあり、私たちの根底には必ず広田の人がいるんだな、としっかり感じながら進めていました。広田の人の顔を思い浮かべながらの会議はだったので、「誰のためになにをしたいか」を常に考えていました。私たちのなかでも、仲間に仕事を任せたりなど、「仲間」を意識することが多くなっていました。

 

【6日目】

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6日目アクションプラン(AP)実行は篠田樹利亜(じゅりあ)が担当します!

AP実行

6日目の14時から3つのアクションプラン(AP)を、広田町の方と一緒に行いました。町の方と学生が一緒になって楽しめる、笑顔あふれる場になりました。それぞれどんなことをしたのか、ご紹介します!

 

①『広田のいいとこ再発見!〜魅力を見つけてスタンプを獲得せよ!〜』

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広田町の人に「広田町にはこんなに魅力あふれるところがあるんだ」と再発見し、伝えて欲しいと思い、7つのスポットを設けてスタンプラリーをし、広田町の人と一緒に町を歩きました。スポットの1つに広田の人のお家でお話しする場を設けたことで、広田の人同士の新たな出会いもありました!

 

②『笑顔商店街 泊銀座〜おかえりな祭、老いも若いも旅の人も〜』

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普段の何気ない日常の中に笑顔あふれる新鮮な空間を生み出すために、かつてあった商店街をイメージした、人が集まり賑やかに話ができる空間を作りました。「大学生がたくさんいて新鮮だった」と町の人の声がありました!

 

③『はまらんせ!!復活とまっこ銀座〜泊の誇り〜』

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広田町の人に広田町の魅力に気づいてもらうために、お茶を飲みながらお話しする中で、私たちが広田町の魅力を伝えました。そして、広田町の魅力を集めたカルタを一緒に作ったことで、広田町の人に魅力を気づいてもらうことができました!

 

広田の方:(①のアクションプランに対して)久しぶり町を歩いて、近道を思い出したよ〜
参加学生:町の方とお話をする中で、以前の広田町のことも知ることができました。
私:始まる前にお世話になっている方から「頑張ってね」とリンゴを頂いたのですが、私たちをすごく応援してくれていて、「嬉しいなぁ」とやる気が増しました。

 

【7日目】

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4日目に引き続き7日目も担当します、さとしです!

 

最終報告会

7日目に行われた最終報告会では、APの報告を行いました。お彼岸で忙しい時期でしたが、なんと30名近くの地元の方が足を運んでくださいました。APを実行することでどんなことを広田の方に感じて欲しかったか、どんな反応をもらったかをひとりひとりが想いを込めて発表していきました。
その後、大学生が広田で7日間を過ごして感じたことを発表していきました。ひとりひとりが最後まで目の前の広田の方に向き合い、お世話になった方に対する感謝や素直な気持ちを伝えきりました。

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広田の方:「大学生がこんなにも広田のこと考えてくれるなんてうれしいねぇ」と感慨深げに語ってくれたり、「あんたたちはうちの孫だよ、またおいで」なんてうれしい言葉をいただきました。

参加学生:「一週間分の想いを伝えるのは大変だったし、まとまらなかったけど、来てくれた広田の方に自分の想いをしっかりと届けられたと思う。また広田に来たい」と涙ながらに、でもいい笑顔で話していました。

報告会が終了した後、メンバーの知り合いの広田の方からお昼ご飯の差し入れをいただきました!CMSPメンバー26人が満腹になるくらいものすごい量!絶品料理をいただきながら、これまで多くの広田の方々に応援してもらい支えてもらえたからこそ最終日まで走り抜けられたんだと感じ、心もおなかもいっぱいになりました!

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【2016年春期活動報告】

2016年、2月29日~3月20日まで3週間に渡り、第7期~第9期Change Maker Study Programを実施いたしました。

これまで広田町全域に行ってきた活動を、広田町の8地区のうち3地区をメイン行いました。7期が大陽地区、8期が根岬地区、9期が泊地区と地区ごとに行うことにより、関わる方々とこれまで以上に密な関係を築くことができました。

今回私たちが広田町の方と関わるなかで、『広田町の日常生活が町のためになっていること』『この町に生きる一人ひとりが町の担い手』であることを大切にし、半年間の準備と本番の7日間を迎えました。

参加者合計46人と運営スタッフが21人、合計57人で取り組んだ2016年春期CMSPの報告をぜひご覧ください。

3月27日に東京でアフターMTGを行いました。7,8,9期合同で行ったので約50名の大学生が集まりました。それぞれ各期で過ごした7日間は異なりますが、『広田町のために』本気で活動した仲間として同じ時間を過ごしました。その様子をお伝えします(各期で掲載している内容は同じになります)。

大まかな流れは

・各期で行ったAPの報告

・各期で今の気持ちを共有

・APを行った各グループで7日間の

ここでは、走り抜けたChangeMakerStudyProgramの7日間をなぜ走り抜けられたのかを自分の原動力を探すことによって明確にしようとしました!自分がなににモチベーションをもって行動することができるのか、それが自分自身のなかで明確になることによって、これから挑む次の場所でもしっかりと走り抜けられるようにしました!

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最後のワークでは
これからそれぞれのフィールドで何をするのか。ということを自らに問いかけ表しました。それに対して7日間一緒にいたからこそできる仲間への気づき、応援、アドバイスを伝え合いました。

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全員でそれぞれの宣言したシートを共有しました。

期をまたいで全員の宣言をまとめました。過ごした場所・時期は違う人もいるけれど、その一人一人がこれからに向けて力強く一歩踏み出すという場になりました。

 

【リーダー挨拶】
9期プロジェクトリーダー 木村聡

CMSP慶応

 

伝えきる。受け止めきる。
にこだわった7日間でした。自分は何を感じて、どうしたくて、何を伝えたくて。
それを目の前の人に対してやっていく。
チームのメンバーに対して、広田町の人に対して。
その難しさと大切さを知った気がします。

1人の人の心を動かす。
100人の人の心を動かす。

本質的には変わらないと思います。

目の前の人に向き合うことのこだわったCMSP。9期は3週目のプロジェクトだったこともあり、1、2週目の7期8期の影響を感じ取ることができました。
たった1週間ではありますが、目の前の人に向き合うことで、町に心地よい変化が起きる。大きな可能性を感じた春期でした。

CMSP9期集合