Change Maker Study Program 16期 竹内瞳
「繋がりって、なんだろう。」
これが、プログラム中に私が求めた問いです。皆さんは、何だと思いますか?
家族?友達?それよりも広い人間関係?
広田には、たくさんの「繋がり」があります。人と人との繋がり。自然との繋がり。地域同士の繋がり。近所付き合い。仕事の付き合い。催し事での付き合い。私は、この「繋がり」の中に1週間潜り込んでいきました。もちろん、楽しいことばかりではありませんでした。辛くて、逃げ出したいと願ったこともありました。でも、全てをやり切った今、やっぱり最後まで向き合って良かったなという気持ちが強く残っています。
ところで、少し話は逸れますが、私はあまり人付き合いが上手ではありません。なれない集団の中に「浮かないように」と無理矢理入り込むと、すぐに疲れてしまいます。グループで何かを進行し、作り上げることが苦手で、「皆がいいならそれにしよう」とすぐに迎合してしまいます。だから、大人数で行動することを極力避けていましたし、1人でいる時間の方が圧倒的に多かったのです。そして、同じような事を常日頃感じている人も、少なくないのではと思います。そんな、特に人間関係の構築に関して重大な(?)欠陥を抱えた私が、見知らぬ町に飛び込んで見知らぬ人と見知らぬ地域のために尽力する…って、無謀な挑戦なんじゃないかと思いました。
そのときに一番大切にしていたことは、まず広田の人と一緒にいることでした。驚くべきことに、町の人は私達大学生を快く家に迎え入れてくれます。そして、とても自然なのです。彼らが自然体でそこにいる。すると、私達も自然と心を開いていく。すると、今度は一緒にいてくれる人が、なんだかとても大切な存在に見えてきます。たとえ1週間経っても、プログラムが終わっても、終わることのない関係にありたい、と。
あれ、これはもしかして「繋がり」ってやつじゃないか?
もちろん相手も人ですから、そんな簡単に「ハイ、行ってきた!」「ハイ、繋がった!」という風にはなりません。広田の為に、全力で何かしたい!という想いが、繋がるきっかけとなってくれるでしょう。貴方の大切な人になってくれるかもしれません。
最後になりますが、コレずっと書いてたらマサさんに会いたくなってきた。終わり。