「夢が見つかる町」

Change Maker Study Program 16期 片山悠

この広田という町で私は夢を見つけた。

前からぼんやりと人のために何かやりたい自分はいた。けれど、じゃあ具体的にどういうことがやりたいのかわからずにいた。

私は夏に1週間参加し、スタッフとして11月からの半年間活動を続けた。そのなかでぼんやりと考えていたものが、16期としての1週間を終えていまハッキリとしたものが見えた。

町とどう関わっていきたいのか。
と問われた瞬間があり、このいまの自分の気持ちが本物なのか戸惑った。その問いに対して一人ひとりが悩み、チームで向き合った。

1人ではこの問いは私には難しすぎた。そんな時チームのみんながこれが本物だということに気づかせてくれた。チームで一人ひとりと向き合い切ることができ、そこから16期は進みはじめた。

2016年夏、参加した時は自分の気持ちに素直でいることを広田が教えてくれた。今回の、2017年春はスタッフとして半年間積み重ねてきた先の新たな自分を見つけてくれた。

広田はいまの私にとって、第二の故郷とも言えるかもしれないが、それ以上に私の夢を見つけた場所であり、叶えた場所であり、これからも挑戦させてくれる場所。

私は“人のやりたいに寄り添いたい”という夢を広田で見つけた。さらに、広田の人と関わっていくなかで、その人のやりたいもの、苦手だけどなりたい自分の姿など、聞けた瞬間から私は強く思い始めていた。
その人がそれを叶えるために、私は何ができるだろうかと。いろんな人と関わりたいけど勇気がないのだとしたら、私はその人の勇気になりたい。

あとひと押しが足りず、挑戦できないのだとしたら、私はその人を後ろから背中を押す存在になりたい。
広田に幸一さんというおじいちゃんがいる。初めて会った時は毎日の楽しみなんてないと話していた。みんなが集まるような場所には恥ずかしいからといって来ない方だった。
けれど、実は大学生と関わりたいと思っていた。月一回の現地入りで毎回お邪魔していたら、気づいたらお家で大学生が来るのを楽しみにしている幸一さんがいた。集まりにも気がついたらいるのが当たり前になっていた。

私は幸一さんと大学生を繋ぐきっかけになれた。それだけでも純粋に嬉しい。孫が遊びに来る時みたいに来るのを楽しみにしていると言われた。
幸一さんが、一歩踏み出し、新たな楽しみを見つけた。私が背中を押すことができた。
私は今後広田でも、他の場所でもそんな存在になり続けたい。

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