東京で暮らす大学生として、自分の人生と全く繋がりのなかった町とひょっこり繋がりが生まれたのは2年前。ひょっこりと生まれたこの町との繋がりから、僕は生きることの多くを肌感でビリビリと思い知らされ続けています。東京では感じづらい”人間”としての感覚です。
この半年ですごく感じたのは”人が、人と、この世界で生きる”ってこと。
半年間CMSPをやっていていろんな人から僕の人生は支えられて生きてきました。悩んで、自分の中に中に素直な気持ちを閉じ込めてしまった僕の殻をノックし続けてくれた仲間がいました。一緒にCMSPのことを考えていろんな提案をしてくれる町の人がいました。そういうみんながいるから感じれる感情があって、踏み出せる一歩があって、望める景色があるなって思います。人間一人の力なんて本当にちっぽけで、一緒に歩める友がいるってことがこんなにも心強い。そのことに気付かされた気がします。
加えて、人が人と生きていくときに、一生懸命であることって大事だなって思ってます。
今の時代、一生懸命に泥臭くやることってなんかかっこ悪いって思われるけど、でもそんなことなくて。むしろ自分が信じて、みんなと挑んでることに対して一生懸命になれない方がかっこ悪い。すかして舗装された道歩むくらいなら、すっ転んで泥かぶってもちょっと凸凹な道歩いた方がきっと楽しい。それにそういう人間が本当の意味でかっこよく見えるんじゃないかなって。きっと舗装された道じゃ使わない筋肉使って、身体もたくましくなるはずです。そしてなんかわからないけど、一生懸命に生きてるやつって一緒に居たくなるし、応援したくなる。だからそういう人の隣にはきっと面白い奴が一緒にいる気がします。
僕も一生懸命生きて生きたいし、その大事さもこの町から教わったことだなって思ってます。
東京で暮らしてたときには、こんなにも他の人を感じたことはなかったし、こんなにも町を感じることも考えることだってなかった。でも人が人と生きていくときに、目の前のその人を感じないことってすごく寂しい。それが友であり仲間ならもっと寂しい。俺は一人だ!って嘆いているより、少しでも自分の周りの友や町の息遣いを感じようとする方がよっぽど有意義だと思うんです。
これからCMSPに出会う未来の仲間たちが自分の中の”人間らしさ”と素直に出会ってみて欲しいなと思うし、僕自身も自分の中の”人間らしさ”と素直に出会い続けて一生懸命わくわくして生きたいなと思ってます。
16期PJリーダー 小林敬志