『人と町』と触れ合って見つけたもの


第20期CMSPスタッフ 草野文音(あやね)
大妻女子大学人間関係学部社会学専攻2年

あやね

 

私が好きな広田町。まだ私の知らないことはたくさんあるけれど、今回中沢浜で新たに好きなところを見つけました。

 

広田町に行くと、広田のいろんな顔が見られます。

坂を上って上から海を見渡すと、毎日海の色が変わることに気づいてから、広田を回るときは外を見るのが習慣になったり。

ふきのとうが足跡みたいにたくさんはえてたからそれを追いかけるように歩いたり。

夜暗い中で見る星が綺麗でみんなで寝っ転がりながら眺めたり。

顔と名前を憶えてもらった町の人と楽しい会話をしながらお茶っこをしたり。

 

私の好きなところであるけど、広田の魅力でもあると感じています。

 

その中で、初めて会った時からなぜだかまた会いたくなるおばあちゃんと出会いました。

最初は玄関先で話していたけど、家でお茶っこするようになり、

「お茶っこは好きなんだけど、今はもう昔みたいに人が来ないからねぇ」

この言葉に、心が動かされました。

 

このおばあちゃんと話すようになってから、私の夢を語ったり、結婚の話をしたり、お孫さんの話をしたり、何気ない話だけれど、心があったまる、そんな瞬間がたくさんありました。

 

「このおばあちゃんのためにたくさんの人とお茶っこする機会を作りたい」

「私だけじゃなくて、他の人にも会ってほしい」

きっと他の大学生に会ったら、お茶っこがもっと楽しくなる、出会いが人を幸せにする、

そう想い、一週間の中でもお茶っこをしました。

 

みんなでお茶っこをしてから

「お茶っこをしてよかった」

その言葉をおばあちゃんから聞いたとき、

「私もお茶っこをしてよかった」

と、心から思いました。

 

私の自己満足のように見えるかもしれないけれど、人が幸せになる瞬間が私の中に残り続けて、その感覚にいつでも帰ってきたくなるような、そんなほんわかする感情がいつもある。

そして人と人が出会うことで笑顔がたくさん生まれていると感じました。

 

広田で、中沢浜で出会った私の『好き』な瞬間を感じ取ってほしい。

中沢浜で感じたからこそ、この想いを大切にして、広田だけじゃない町も見ていきたいと感じた半年でした。