受け入れられる自分を信じること。小さな幸せに気づくこと。


第20期CMSPスタッフ 日比野遼一(りょういち)
東京大学工学部電子情報学科2年

りょーいち

 

自分は生まれてからこのかた、向上心の塊でした。向上心と言えば聞こえがいいもので、裏を返せば、「いつもできないところばかり見てしまって」いました。 

 

どうして自分は盛り上げるのが下手なんだろう?どうしてあの人はあんなに歌の才能があるのにそれをみんなに披露しないんだろう?どうしてもう少し頑張れないんだろう?、、、

そうやって考えてると、生きることって辛いんですね。そんなこと、意識していませんでした。当たり前のことだと思っていました。
「なんでもっとうまくできないんだろう、悔しい!!」
悔しさ(あるいは言い換えれば向上心?)が自分の原動力でした。

でも、心の奥底ではガタがきていました。
僕は気がつくとできないことばかりの自分のことが嫌いになっていました。

僕は気がつくと人に対してもできないことを責めるようになっていました。 

 

7日間のうち、僕はやっぱりできないことが多かったです。けれど、いつもと違うところがひとつありました。
いつもならできない自分は人には見せたくなくて、強がっていました。この1週間では、できない自分、本当はみんなに受け入れてもらいたいだけの自分をさらけ出すことができました。
そうすると不思議なもので、できない自分でも20期のみんなは受け入れてくれるようになりました。

その瞬間、ぱあああっと世界が変わりました。今の自分が30点なら、その30点を見つめられるようになろう。

取れなかった70点ばかりに目を向けてたら、なんかもったいないじゃない!! 

しかも、それって、相手に対してもそうなんですね。20期のメンバーのできないところを見ていて、それを考えなしに相手に伝え続けて相手に辛い思いをさせていたことに気づきました。
(実際に7日間中に僕が指摘されたことです!)
ああ、自分はなんてことをしていたんだろうと思いました。


それに気づいたら、パッて、広田の見方も変わったんです。
いつも笑顔で迎えてくれるワカメ漁師のおじいちゃん、どんなに忙しくても僕が行くとブツブツ文句は言いながらもりんごジュースを出して迎えてくれるおじさん(いつもお前は甘い!っていわれるばかりでしたけど笑)、僕がしょげた顔で家に行くといつもわらってネガティブを全部ポジティブに変えてくれるおばさん、、 

「ああ、僕はこういう小さな幸せを見落としてきていたのかもしれない、、、」


僕の7日間の中で一番自分が変わったなって思うところはそこです。 
本当はもっと広田のこと、紹介したいのですが、、、、、 
今は自分を受け入れてくれる相手の存在、小さな幸せにも気づけるようになったと思っています。
僕にとって、この7日間の経験はかけがえのないものになりました。