酒井伽奈『心の芯に触れる』

2016年、夏のチェンジメーカースタディプログラムが全て終了しました。

スタッフとして走り抜けた半年間、必ず大事にしていたものがあります。

それは「心の芯が震える瞬間を見逃さないこと」です。

 

心って、人間の、人間としてのすごくコアな部分なのにどんな形をしているのか、どんなものなのか誰もわからないのです。自分以外は。

だからこそコアな部分を「誰か」と共有し合った瞬間とか共鳴した瞬間にすごく震えるんですよね。ああ、この人の想いが見えた、みたいな。

 

ただそれって本当に難しいですよね。この想いを誰かに届けた瞬間、この人はどんな気持ちになるんだろうとかどんな表情をするんだろうとか、すごく怖いもので。

 

そんな言葉にしてもわかりにくいような、哲学のような。

でもすごく大事なものに常に目を向けていたと思います。

 

この半年間はそんな誰かの心と自分の心が震え合うような経験をたくさんしてきました。

どうしてもここに住んでるこの人たちとやりたいという気持ちが一人突っ走りすぎて仲間に私の底にあるものを問われた時、

「この人」にどうしても届けたくて、届かなくて、それでも諦めず目の前の人に向き合っていた時、

それがやっと、やっとその人の芯の部分に少しだけでも届いた時、

心が震えて、初めて想いが溢れて涙を流すという経験をしました。

 

自分の心の底にある、本当の気持ちに気付き目を向け自分以外の誰かに伝えた時、それを周りにいる仲間だったり今、目の前にいる「この人」に届いた瞬間、その想いに応えてもらった瞬間

人ってこんなに気持ちいい、嬉し涙のような、感動の涙のような、想いがつまった涙を流すんだなと思いました。

 

今までこんなに自分の気持ちに素直になることも苦手だった私が自分の感情にも誰かの感情にも敏感になり、大切にするようになったのはやっぱりこの場所があったからだと。

 

「この町は私を素直にさせてくれる」

 

この言葉は7日間のプログラムが終わった際にみんなに向けて言った言葉です。

初めてこの町に出会ってからもう少しで1年が経とうとしています。

東京にいても滅多に泣いたりしない私がこの町の大好きなおばあちゃんおじいちゃんの優しさに触れたり

仲間たちのあたたかくて優しくて強い想いに触れて、感情がこんなにも動かされます。

 

どんなにしんどいことがあっても

どんなにピンチに見舞われても

必ずチャンスに変えられる。

必ず大好きな町の人と大切な仲間が背中を押してくれます。

 

だから何度も帰って来たくなって、何度もこの町で挑戦したくなるんです。

 

さあ、また新しい季節がやってきます。

2017年の春、そこからまた夏、春へと、次はどんな人たちが、どんな大学生がこの町を知っていって好きになってくれるんだろう。どんな想いが、いくつ生まれるんだろう。と心の底からワクワクしています。

 

まだ見ぬ「広田の方」へ。

まだ見ぬ「これからチェンジメーカーに関わってくれる大学生」へ。

私の「この夏この町でしか味わうことができなかった想い」が誰かの芯の部分に届いてくれていることを願っています。
そして次へ、さらに次へ。誰かの想いがこの町の未来にずっと繋がっていくことを信じています。

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