夏季スタッフチームが立ち上がったのが5月14日。
スタッフとして初めて広田に行ったのが5月21日。
この記事を書いている3日後、10月9日が、スタッフとして最後の日。
いろんな人に出会い、
いろんな思いをぶつけ合い、
学んだことは数知れないのだけれど、たった今思うのは、
もっと強くありたい。
他の人より仕事が早いとか、才能があるとか、そういうことではない。
自分を愛していたい。
そして、みんなを愛していたい。
それが俺にとっての「強い」ということ。
広田町で汗水かいて走り回った日々を思い返すと、自分の無力さを知る。
何も知らない若造ができることなんて、たかが知れている。
大げさかも知れないが、本当だと思った。
変化というものは、すぐに起こせるものではないのだと。
でも、常に前を向こうとしている仲間がいた。
支え合って、前を向いて進もうとする奴らと、俺は一緒にやっていた。
小さい変化でいい、小さい変化しか起こせないのなら、それを精一杯、楽しんでやってやろう。それを続ければいい。
そう思うようになっていて、それが今、自分の強い芯である。
変わるのは自分しかいない。
まず自分が踏み出さないと。
小さくても、それを重ねて、重ねて、目の前の人が笑顔になった瞬間。
そこの空間と、時間に、自分が強く結びつくような感覚。「ここにいる」と。
時の流れは速く、気付いたら一日が終わってしまうような日常に身を置いている。
今この瞬間、自分ができることは何か。
変わるものと変わらないものがたくさんあるけれど、その一つ一つを、大切にしていきたい。
「ここにいる」と、心の底から思い続けていきたい。
その感覚がいつか、自分の中から無くなりそうになったら、
また、広田に行きます。