北島紗恵「幸せに気付く心」


今回のプログラムでわたしは、広田町という今まで意識したことのなかったような小さな町に関わりました。当然、この町にもわたしたちが普段暮らしている町、東京と同じように、人が生活をしていましたが、そこにあったのはわたしの普段の生活とはかけ離れた生活でした。だからといって居心地が悪かったのではなく、むしろ、とても居心地が良かったです。そこで、東京での暮らしと、広田町での暮らしの違いを考えました。外面的には、広田町は東京よりも自然が多く、人が少なく、平均年齢が高い、などあげると切りがないのですが、わたしの心にもっとも響いたのは、広田町の方々は「普段の生活の中に幸せを見つける心の余裕を持っている」ことでした。

これに気づいたのは、民泊をさせていただいた家のおばあちゃんが、「私は普段の生活の中で、農作業をしている時間が一番幸せ」と言ったのを聞いたからでした。考えてみれば、わたしの普段の生活はとても恵まれているのに、その幸せに気づけずに日々の生活に追われていました。そのため小さなことにいらいらしたり、本当に自分が大切にしなきゃいけないものを見失ってしまったりしていたのかもしれません。今回の岩手で過ごした1週間で学んだことは多すぎて、ここに書ききることはできませんが、先ほど書いたように、「小さな幸せに気づけるような心の余裕を持ちたい」というのがしばらくのわたしの目標になりました。ありがとうございました。