米原 康平「地獄を楽しむ」


 喜あり怒あり哀あり楽あり恋あり悲恋あり破滅あり絶望あり地獄ありの波瀾万丈奇々怪々たる一週間であったことを記憶しておりますが、総合的に評すれば大変に有意義なプログラムだったと思います。
 個人的に最優秀賞的に楽しかったのはAPの準備。APとは広田町の方々に催し物を披露しお楽しみいただくという趣旨のプログラムなのですが、我々のチームはチームとしての団結を深める作業に大幅な時間を割いたために肝心要の企画を具体化させる作業の時間が壊滅的に少なく、『ダーツの旅』をパロディした企画にも関わらずダーツの要素に欠陥が生じてしまうという大変な事態に陥っておりました。町の方々に配布したチラシにはすでにダーツの旅の旨が記載されてしまっているがために、強引にダーツ要素を絡めて突貫するしかないという面倒な状況です。しかし、この危機的状況が大変に面白く、退っ引きならないシチュエーションから突破口を見出す作業の甘美さといったら、私にとってはもー堪らないものでした。創案されたアイデアの苦肉の策感もまた滑稽で美しく、身の引き締まるような緊張感の中で仲間と共に危機を乗り越える楽しさを久しぶりに堪能し、本プログラムへの参加は大変な僥倖だったと感動を覚えました。
 私は本プログラムで『地獄を楽しむ』ことを学び、成長しました。これより遭遇するであろう地獄に対しても、本プログラムで味わった地獄を楽しむ姿勢を大切に、真摯に向き合っていければいいなー、なんて思います。
 地獄を味わいたければ参加してみよう、ハハ。