これが一歩目


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12期 秋友亮輔

自分は何に笑い、何に怒り何に悲しむのか、何度も何度も何度も何度も自分と向き合って考え続けたのだが、結局最後には、考える意味がないという答えに行き着く。自分は独りでは生きていけないので、身の周りには常にコミュニティが必須であり、そのコミュニティに必要とされる自分が、正しい自分の在り方なのだろうと考えていた。自分の理想像はコミュニティに委ねられるので、固い個性は無用だと、本当に思っていた。雰囲気に感情を溶かし込む事を磨いてきた結果、自分と接する大半の人が居心地の良さを感じてくれるようになったと思う。

 

 広田町で広田町の人と交わり、学生と交わり、個性を出すことの難しさや不慣れさを痛感した。自分の作り出したい雰囲気を作らずに、ただ自分でいる事がすごく難しかった。でも、勇気を出して、心に残っている本当に嬉しかった言葉を吐き出したら、すごくすっきりした。すっきりしてから、一緒にいる人が好きになった。民泊も、時計作りも、マーク作りも、話し合いも、全部好きになった。都会に帰ってきたら、今まで関心も持っていなかった人も、景色も、沢山好きなものができた。身体は疲れていても、心が元気でいれるようになった。

脈絡もなく、想いだけで文章を作る事は、これが初めてだと思う。これを書いている今、気楽で幸せで心が開いている。将来も現状も不安があるけれど、自分と人をもっと好きになるためなら、今の俺ならしっかり踏み出せる。