夏季ChangeMakerStudyProgram 14期スタッフ
清泉女子大学3年 山﨑風雅
まるでくさいことを言うようですが、最近、
人の秘める可能性こそ、無限であると 本気で思っています。
たった1ピース欠けただけで、そこで生まれるものの変化の大きさを、
そこにいる “ひとり” が場の空気を作ることを、
身にしみて感じ、理解し、行動している最近です。
同時に、”あなたがいる意味” を
誰よりもあなた自身が感じていたら、
すごく幸せだったりします。
ただ、いまでこそ偉そうにこんなことを言っている私は
以前、他人に全く期待を持たない人でした。(広田で「本気」を探す。)
「私は私」で 「あなたはあなた」
別に駄目ではないんだけど、もしかしたら、
それでは何も変わらないし生まれない。
そんなことに気づいたのは、広田の人との関わり合いの中で。
例えば、初めて会った時は目も合わせてくれなかったおじいちゃんが、半年後 「次はいつ来るんだ?」と言って照れ臭そうに笑う時。
いつもあまり上品とは言えない冗談を言ってみんなを笑わせてくれるおじさんが、「思ってること言っていいか?」といって 私たちの想いに応え、まっすぐな視線で真剣に伝えようとしてくれた時。
初めて会った時に抱く、「この人はこういう人なんだな」という私の中の先入観は、
ぐらっと傾き、崩れ落ちて、
自分の人に向き合う態度がいかに単純で、なんて浅はかだったんだろうと 泣いた瞬間でした。
人は、想像をはるかに上回るほどに、可能性を秘めている、と
そう考えて人に向き合うと、ものの見え方や関わり方が
大きく変わる気がします。
そしてそれは、「広田の人」に対する意味だけでなく、
町に、その人の暮らしに、人生に 少なからず
関わっていく私たちにも言えることだと思っています。
もちろん好きでやっているけど、時々よぎる不安は、
私がこの町で頑張ることで「何か価値を残せるのかわからない」
そんな時、ある人から言われたのは、
「ふうががあの町で輝いてることが価値だよ」
という言葉。
変化が見たいなら、自分で変化を作り出せばいい。
価値を生み出したいなら、あなた自身が、誰かや何かにとっての
価値そのものになればいい。
そんなことなのかもしれないなあ。と。
そこにいるひとり、が その場を動かす、新たな変化が生まれる。価値が変わる。
だからこそ、私は、
まだ見ぬあなたの可能性を 心から信じています。
今 一歩踏み出すことで起こせるかもしれない、この夏共に生み出す可能性を、
本気でわくわくしながら考えているんです。
会いたいので、よかったら。