春季ChangeMakerStudyProgram 7期リーダー 小林敬志
人生は人を生きると書いて”人生”となります。僕らが普段何気なく使っている言葉ですが、人を生きるってなんだか難しいけど、この人である一瞬一瞬を生きるってことなのかなと最近都合よく解釈しています。
というのも、人生って後回しにすることが実はすごくもったいないことなんじゃないかと、この半年、広田町やChangeMakerStudyProgramと出会って考えるようになりました。
広田町という町は震災を経験している町です。
だからなのか、この町にいるといつ自分ではどうすることもできない大きな力によってこの人生が終わる瞬間が来るかもしれないと考えたりします。
また、ChangeMakerStudyProgramをやっていると、よくこの一瞬大事にしよ!とか今、ここやりきろう!みたいなことを言います。この一瞬一瞬に全力を傾けるってことを大切にします。
人生が短いとか、明日死んでもいいくらい今を生きろとか、世の中的にもこの瞬間瞬間を大事にするのはいいことだ!みたいな風潮はあるけど、本当にそれを実践して、自分の心に素直に一歩を踏み出す人って少ないなと思います。
結局いろんな心配事や不安が大きくなったり、自分は一つのことしかできないからと自分で限界をきめたり、いろんな雑念でなかなか前に進めず、足踏みしている人が多いのかなと思います。
そしてそういう足踏みしてる時ってのはたいていすごくしんどい。なんかもやもやするし、でもなんだかよくわからないしと。
僕は半年前にそんな状態でした。就活とか進学とか自分が本当に進む場所がわからなかった。わからないから何もせず、考えようともしていました。いろいろ動きすぎるとかえってよく分からなくなると思いましたし。
でも、結局ChangeMakerStudyProgramに参加することになって、広田と出会い、いろんな人に出会って、また同時に自分で一つ一つ動いてやりきっていく中で見えてきたものがありました。
動きながら考えることもできるんだなっていうのも発見です。案外止まっているよりも見えるものがたくさんある。しかも実際に行動しているからリアルな経験をもしているわけで、頭の中でなんとなくもやもやしていたものが少しずつ明確になってきました。
もちろん今でもわからないことはたくさんあります。もやもやもします。でも、これは足踏みではないような気がしています。
足踏みしてて靴底すり減らすくらいなら、歩き続けて靴底をすり減らしたいなと、今は感じています。
僕はそんな考え方をこの広田で、このプログラムで見つけられたなと思います。
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