広田の「こんなところが素敵!」 vol.6

春期Change Maker Study Program スタッフ 馬郡一嘉

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〈「ゼロだー。」というワクワク感〉

 

間違いなく、人生が激変した1ヶ月でした。

「岩手で面白いことしない?」と誘われたのが1か月前のこと。

僕はその時、自分の大学生活に満足していました。

ブックカフェでスタッフをしながら、本に囲まれて生きる毎日。

「本を読む」という大好きな趣味が人の役に立つなんて、

こんなに幸せなことはない。

さらに大学の友人にも恵まれて、3食きっちり摂ることもできて、

自分はなんてありがたい人生を生きているんだ。

そう思っていました。

 

そんな満たされた毎日を送っていたのに、なぜ「岩手に行こう」と決めたんだろう。

今となっては、もう分かりません。安易な直感で、深く考えることなく決めた気がします。

ですが、そう決断した当時の自分には心から感謝しています。

 

こうして僕は「陸前高田市 広田町」という場所と出会いました。

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ただ、その町は思っていたものと全く違いました。

僕はこの広田という町に打ちのめされることになります。

僕は現地に行くまで、「行けばわかる」と思っていました。

頭で理解するより、まずやってみる。

何事も自分で体験して、はじめてわかるものだと考えたんです。

広田町のことだって、行かないとわからない。

そうですよね。

 

ところが、「広田に行ったら、広田のことがもっとわからなくなった」のです。

「3.11で大きな被害を受け、悲しみが広がっている」という広田のイメージは、

『おれの同僚も5人亡くなっだげどさ~』と明るく言う現地の方の凄みにかき消されました。

「田舎で何もないから生活しづらいのではないか」というイメージは、

『私は何があってもここを動かんよ』と笑っていた現地の方が振り払ってくれました。

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「僕は、広田について何も知らない。この人たちが積み重ねてきた経験は、絶対に経験することはできないから。」「僕はここでは、何も積み上げていない。」「ゼロだー。」

そう実感したとき、ものすごい無力感に襲われました。僕に何ができるだろう。わからない。

 

でもなぜか、「ワクワク」してきたのです。

広田は、都会のようになんでも揃っているわけではありません。

これまで積み上げてきた「都会的価値観」は全く通用しません。

でも、だからこそ体感できる「ゼロ」があります。

だからこそ自分の中に眠っていた「ゼロから何かを生み出す力」に気づくことができます。

この力こそ、現代を生きる大学生に最も求められていて、最も取得が難しいスキルなのではないでしょうか。

僕は今、このスキルを手に入れるチャンスを目の前にしているのだと思います。

なんだかとっても「ワクワク」してきます。

このワクワクの輪が、どこまでも広がっていくといいなあ。

 

こういった、広田の「全くの0からチャレンジできるところ」が、とっても素敵です。

僕たちCMSPは、「変わりたい」と思っている大学生を、最適な環境で楽しく本気で応援します。

興味を持っていただけたら嬉しいです。

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