今回はまえちゃんこと前島 美保の声を発信していきます。
前島 美保(まえちゃん)
私はCMSPに参加を決めた時甚く自身のことばかり考えていました。
具体的には「自分を変える挑戦の場」「全員が本気で人生を送れる社会」という説明のインパクトと、ゆかりのない土地から来た大学生による地域活動への興味という主に2つがきっかけでした。
7日間全体をとおして自身に対する取り組みとしては、見栄を張らず偽りない姿勢で、元々まったく関わりのなかった町のためにできることを本気で考え続けることで、自信をもち他人の目を気にしない姿になるという成果を出すことをめざしました。
終了後結果としては大きな自信をつけることはできませんでした。
しかし自分のなかでは変わったことがあります。
その内の一つは自分を殺したくないと自然に思えるようになっていました。
今まで私は見た目等も含め他人に嫌われたらどうしようとかいった不安が先行するばかりで大して信念もなく、狭い視野の中で意見さえあまり持ちませんでした。
そういう自分が心底嫌でした。
今思うと他人の中に自分がいるのを確かめて、それがどんな姿をしているかが自分の形成に大きく関わり過ぎていたのだと思います。
広田町に行ってから、人生はもちろん自分だけのものではないけど、その人生を生きていくのは他のだれでもない自分であることやどのように進んで行くかという責任感を強く感じました。
また広田町の方々に好きな場所で過ごす楽しさや当然のように人を思いやり続けられるつよさを教わりました。
久しぶりに触れた「人のため」についてもっと働きかけていきたいと考えます。
期間中、本当に身勝手過ぎにも勝手に諦めてしまったり参加前決めてきたのに自分の考えを何もかも言えなくなったりしたことがありました。
その際に聞いた色々な人の言葉の多くが特に痛くて覚えています。
ある時は町の方が、あなた何かあるんでしょう。心配で、と私に話して下さり驚きました。
広田で皆にもらった温かさを思い出すと、同時に悔しくて情けない気持ちでとてもいっぱいになります。
またSETが広田町で0から築き上げてきたもののすごさを様々なところで感じざるを得ませんでした。
7日間お世話になりました。ありがとうございました。